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蛍光灯のLED化は自分でしたい?危険性を理解して安全に交換

公開日:2023年05月08日
更新日:2024年07月29日

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オフィスや商業施設で蛍光灯をLEDに交換する際、導入費用や照明環境の変化などが心配ですか?この記事では自分で蛍光灯とLEDを交換できるケースを紹介。また、電気工事業者に依頼する際のポイントや導入をスムーズに進めるための、稟議書に使える蛍光灯とLEDの比較・メリット、デメリットをご紹介します。

飛べるもくじ

1| 蛍光灯からLED照明への交換は自分でどこまでできるのか?

オフィスや商業施設でLEDを導入するにあたって心配になるのが「工事が必要なのかどうか」です。自分で交換できる工事不要のケースもあれば、工事が必須の場合もあります。どのようなケースが当てはまるのか、チェックしてみましょう。

1-1| シーリングライトは工事が不要

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シーリングライトは、交換用のLEDのライトを取り付けるだけで良いので簡単に交換することができます。
天井に設置されている丸型や角型の配線器具(電源ソケット、プラグ)を引っ掛けシーリング・ローゼットと言います。

引掛シーリングとは、プラグを差し込み時計回りに回すだけで取り付け完了する配線器具です。引掛埋込ローゼットは、ネジで取り付けられる金属のツメがついています。

天井なので、作業の際は高所で上を向いて作業することになります。足元をしっかり固定して作業しましょう。

ここに注意
設置されている引掛シーリングやローゼットが古いものである場合、最新のシーリングライトに対応していない可能性があります。この場合は、引っ掛けシーリング・ローゼットを対応しているものに交換する必要があります。交換には、電気工事が必要となるため、専門家に依頼する必要があります。

1-2| 電球の交換のみなら工事が不要

電球の交換のみなら工事が不要の画像

白熱電球をLED電球に交換するだけなら、電球を入れ替えるだけの簡単な作業となり、自分での交換が可能です。
交換電球の本体の大きさや形状、長さや照明器具のサイズをきちんと測って準備しましょう。
特に、電球の根元の金属部分の口金のサイズが一致しないと照明として使えなくなります。

ここに注意
調光機能付き器具やダウンライトなどの断熱施工器具、玄関灯などの屋外器具、浴室・洗面台などに設置される密閉型器具は特殊な環境下での使用に特化しているため、必ず対応するLED電球を使う必要があります。
《チェック》

1-2-1 | 電球型の口金の選び方

口金サイズの確認方法は次の3つになります。
1)購入時の箱が手元にある場合
……箱に記載されている「口金」や「E」から始まる2桁の数字を確認
2)今まで使用していた照明が手元にある場合
……ガラス部分か口金辺りに記載してあることが多い
3)天井についている照明器具本体か説明書を見る
……照明器具本体に記載してあることも。説明書には必ず記載されている。
もし、上記3点では確認できなかった場合、定規やメジャーを使って口金の直径を測って判断する方法もあります。

電球型の口金の選び方の画像

2| 自分で交換する際に注意するポイント

技術が進歩してきて、メーカーによっては既設の照明器具と交換するだけの商品も増えてきました。工事費もかからずとても魅力的ですが、交換する前に下記の点を確認しておきましょう。また、ランプ以外の照明器具本体やそこに使用されている部品も劣化していくことを理解しておくことが重要です。

2-1| 直管形LEDランプの注意点

直管形LEDランプの注意点の画像

直管蛍光灯器具はオフィスビル、商業施設、学校、病院などでよく使用されているものです。LED照明にも直管蛍光灯形状のものがあります。直管蛍光灯器具は点灯方式により、工事が必要なものと不要なものがあります。

蛍光灯の点灯方式には「グロー式」「ラピッドスタート式」「インバーター式」の3種類あります。
【電気工事が不要でも使える】
・グロースターター式
ただし、安定器を残したままの使用は、効率が下がるため省エネを期待できません。
また、寿命が短くなったり・発熱発火の可能性も出てきます。
結論、既設の蛍光灯の安定器を取り外す工事は、近い将来必要になります。
【電気工事が必要】
・ラピッドスタート式
・インバーター式

最初に安定器を外す直結工事をする必要があります。安全・安心で長期間使用することができます。

ここに注意
既設の照明器具が使用10年以上経っているものは、点灯方式を問わず照明器具本体ごと交換することをお勧めします。せっかくLEDで省エネ・長寿命を叶えようと思っても先に照明器具の寿命が来てしまいます。
また、付け替えて利用しようとした直管LED ランプが点灯しない、もしくは点灯していても熱を持っている場合などは、蛍光灯器具とLEDランプの組み合わせが適切でない場合があります。発火・発煙の危険性を避けるため使用を停止し、専門家に相談しましょう。

2-2| 円形、丸形、環形ランプの注意点

円形、丸形、環形ランプの注意点

既存の蛍光灯照明器具を利用して、円形(丸形、環形)蛍光ランプをLED光源の蛍光ランプに交換する場合は、次の事に注意しましょう。

◆交換するLED光源と照明器具の組み合わせが不適切ではないか?
組み合わせの適合性(形やサイズ)については、ご購入時の個装箱や取扱い説明書の注意事項をご確認ください。わからない場合はLED光源のメーカーもしくは販売店にお問い合わせください。
◆照明器具メーカーの指定する蛍光ランプであるか?
製品保証は照明器具メーカーの指定する蛍光ランプを使用しなければ適用となりません。

2-3| ダウンライトの注意点

ダウンライトの注意点の画像

天井に埋め込むタイプの照明をダウンライトといいます。ダウンライトには大きく分けて、「交換型」と「一体型」があります。

◆ 交換型
交換型とは、電球を交換するタイプのダウンライトです。DIYで交換が可能です。
◆ 一体型
一体型とは、照明器具と電球が一体になっているので器具ごと交換するタイプです。
こちらは、配線作業が必要になるので、電気工事の専門家にお願いすることになります。

2-4| 照明器具の設置年数に注意

これまで何度か触れたように、照明器具にも寿命があります。安全に使用できることが保証されている使用期間は10年です。使用期間が15年以上にもなると、耐用限度を超えてしまうので、問題なく点灯しているように見えても、照明器具を構成する部品の劣化は確実に進んでいます。

蛍光灯からの乗り換え時に既設の照明器具本体を利用する場合は、使用年数を考慮して交換する方法を検討すると良いでしょう。

ちなみにLEDは長寿命なので、寿命が来ると照明器具本体も劣化が進んでおり、器具を丸ごと交換することがほとんどです。

照明器具の設置年数に注意の画像

3| 蛍光灯からLED照明へ交換する時に工事が必要なケース

蛍光灯からLED照明に交換する場合は、工事が必須となるケースもあり、正確な判断には専門知識が必要です。間違った対応をすると火災など事故の原因になる可能性もあるので、次のようなケースやそれに限らず不安なことがある場合は、専門家への相談をおすすめします。

3-1| 安定器を外す場合は工事が必要

安定器を外す場合は工事が必要の画像

蛍光灯器具に取り付けられて(配線されて)いる安定器とは、電流や電圧を制御し蛍光灯が安全に使えるようにする機器です。しかしLED照明には安定器は必要ありません。そのため、安定器を使用せずLEDを使えるように、安定器への電力供給を断つバイパス工事を行います。配線工事になるため、電気工事士の資格をもつ人のみが行うことができます。

 

バイパス工事をしないとどうなる…?
バイパス工事をせずに使えるタイプのLEDもありますが、古い安定器を使用し続けることで照明だけでなく安定器にも電気が流れるため、消費電力が増えてしまいます。またどうしても安定器の耐用年数が先に来るため、LEDランプの寿命が来る前にちらつきが見られることがあります。絶縁劣化などから焦げた臭いが発生したり火災発生の可能性も考えられたりするため、使用し続けることで不経済な結果が想像できます。

 

賃貸などの工事ができない状況を除いては、バイパス工事を実施するのが一般的です。

3-2| 取り付け位置の変更が必要な場合は工事が必要

蛍光灯とLED照明の接続方法などが同じ場合でも、形状が違うと、取り付け位置を変更しなければならない場合があります。例えば、天井に埋め込んである蛍光灯をLED照明に交換する場合、天井の一部を切り取って、取り付け位置の調整が必要になることがあります。

3-3| 高所のLED交換は危険!専門家に依頼しましょう

高所のLED交換は危険!専門家に依頼しましょう

店舗内やオフィスの蛍光灯のLED化を進めているところは多くあるのですが、駐車場の街路灯(水銀灯)や看板のスポットライト(白熱電球、ハロゲンランプ)などの交換を忘れがちなケースが少なくありません。交換を忘れがちな場所は天井高のある施設や高所が多く、駐車場、倉庫の軒下、荷捌所、倉庫、工場、各種作業所などがあります。

特に、敷地内駐車場、街路、公園、グラウンドなどで利用されている水銀灯は、水銀に関する水俣条約により2020年以降の製造および輸出入が禁止になりました。既存の在庫の継続使用は可能ですが、これらをLED照明に交換することで、電力料金やメンテナンスのコスト削減につながります。また水銀に比べて明るさが増すことで視認性が良くなり、安全性も高まります。さらに、水銀に比べて虫が集まる紫外線や赤外線の放出が少ないため、虫が寄ってくることもありませんし、大切な文書や什器、電気設備などの劣化から守ることができます。

高所の作業は危険で、照明器具も大きいため自分で交換することは危険を伴います。専門家に依頼しましょう。

4| 稟議所に取り入れるべき蛍光灯とLEDの比較とメリット・デメリット

蛍光灯からLEDに交換するメリットは多くあります。それぞれの項目ごとに蛍光灯とLEDの違いを比較しました。照明器具設置環境に合わせてメリットとデメリットを押さえ、スムーズに稟議が通るような情報を押さえ活用しましょう。

蛍光灯とLEDの節約効果やランニングコストの削減効果を比較の画像

4-1| 蛍光灯とLEDの節電効果やランニングコストの削減効果を比較

蛍光灯とLEDの節電効果やランニングコストの削減効果を比較の画像

蛍光灯をLEDに交換するメリットとしてよく知られているのが節電効果やランニングコストの削減です。

今使っている蛍光灯と同程度の明るさのLEDに交換することで電気代は3分の1になります。これは、消費電力の差によるもので、同じ明るさを得るために使う電力がLEDは蛍光灯の3分の1で済むためです。

またLEDの方が寿命が3倍長いので、交換にかかるコストを下げることができます。蛍光灯とLEDの寿命は、以下の通りです。

● 蛍光灯……6,000時間〜13,000時間(24時間つけっぱなしにした場合、8ヶ月〜1年半)
● LED……40,000時間(24時間つけっぱなしにした場合、5年)
LED照明は、蛍光灯に比べ購入費用は高いです。しかし電気代と寿命による交換頻度の差を考えると、LED照明を使用した方が節約になります。
交換と同時に消費電力が3分の1となるのはかなりのメリットではないでしょうか。

4-2| 蛍光灯とLEDの「環境への配慮」について比較

LEDランプは蛍光灯などに含まれる水銀や鉛などを使っていません。そのため、蛍光灯や白熱電球に比べてLEDは環境に優しい製品で、廃棄処理がしやすいです。また、少ない消費電力量でも明るく照らすことができるので、二酸化炭素の排出量の削減効果があります。さらに、LEDは蛍光灯と比べて寿命が長いため、交換頻度も低く、総合的なごみの削減にもつながります。LED化を始めることでSDGsへの取り組みにも貢献しますので、ポイントが高いメリットとなります。

尚、蛍光灯・安定器の製造と輸出入は「水銀汚染防止法」により2027年末までに段階的に禁止となることが決定し、各メーカーより在庫価格の高騰についてアナウンスされています。在庫がある分だけになってしまうので、将来的には蛍光灯は交換ができなくなります。期限が迫るころには、LED化を遅らせてきた企業が一気にLED導入を行うことが予想され、導入したいときに導入ができない…、LEDの在庫切れ…、導入費用がさらに高額に…となる可能性も否定できません。

4-3| 蛍光灯とLEDの「照明効果や色温度」の違い

ランプには、「明るさ」や「色」にさまざまな種類があります。
LEDの技術は進化し続け、最近は蛍光灯にない明るさや色を調整できる機能があります。

◆ 明るさ
明るさの調整を「調光」といい、暗いと穏やかで落ち着いた雰囲気に、明るいと活動的な印象になります。
一方で、蛍光灯では明るさを調整できないため、それぞれの雰囲気にあったものを用意し使い分けることで、雰囲気の差を作ります。
◆ 光の色
光の色は「色温度」といい、低いと赤やオレンジに近い色で焚き火やろうそくのようにリラックスした印象になります。色温度が高いと青白い色で緊張感があり冷たい印象です。食事は色温度が低い方が美味しそうに見え、色温度が高いと青白く見えて食欲が減退する効果もあります。LED照明には照明の色をスイッチ一つで変えられるものもありますが、蛍光灯は調色できません。

LED照明なら明るさも色も変えられるので、時間帯や好み、目的に合わせて瞬時に店舗やオフィスの雰囲気を変えることも可能です。 蛍光灯も明るさも色もラインナップがありますが、それぞれの照明器具が必要になるので、その分導入の費用が掛かることになります。

蛍光灯からLEDへの交換をスムーズに行うためには、事前に確認すべきことがあります。設置場所や照明の使用シーンに合わせて考えたり、現在使用中の蛍光灯や照明器具を見て確認することもあるので、時間に余裕をもって行いましょう。

調光や調色ができるメリットは、1つの照明で何通りもの色や明るさを表現できる点です。例えば飲食店などでは、昼間は太陽光のような爽やかで明るい雰囲気に、夜は暗めで落ち着きのあるオレンジ色の光を使いたい場合があります。

《チェック》

4-3-1 | ライトの明るさの決め方

部屋の広さや使用シーンに合わせて、ライトの明るさを決めます。迷ってしまう場合は、日本照明工業会が部屋の広さごとに明るさの基準を発表しているので、参考にしてください。
4.5畳 … 2,200lm〜3,200lm未満
6畳 … 2,700lm〜3,700lm未満
8畳 … 3,300lm〜4,300lm未満
10畳 … 3,900lm〜4,900lm未満
12畳 … 4,500lm〜5,500lm未満
14畳 … 5,100lm〜6,100lm
LED照明の明るさは、光源全体から発せられる光の量を表した「ルーメン(lm)」という単位を使って表します。
LED照明は明るさを調節できる調光機能があるものが多いため、基準より少し明るく照らせる照明を選び、好みや使用シーンに合わせて明るさを調節する方法もおすすめです。
《チェック》

4-3-2 | 色温度の選び方

LED照明の明るさを決めたら、色を選びます。LED照明は色温度という基準を元に、5種類の色があります。
電球色 電球のようなオレンジに近い色
  • 落ち着いた雰囲気
  • 食事を美味しそうに見せる
温白色 夕方の日光に近い黄色
  • ナチュラルで優しい雰囲気
  • 長時間過ごしても疲れにくい
白色 満月のような白色
  • ニュートラルな雰囲気
  • 作業しやすく、目の負担になりにくい
昼白色 午前中の日光に近い、自然な白色
  • 活発な印象
  • 作業するのに向いている
昼光色 晴れた日の正午の日光に近い、青白い色
  • 緊張感のあるクールな雰囲気
  • 明るく細かい作業に向いている
  • 青白い光が食欲を減退させる
使用シーンや演出したい雰囲気に合わせて、色を選びます。LED照明は色を調節できる調色機能が備わっているものもあるので、時間や使用者に合わせて色を変化させることも可能です。
また同じ明るさの照明を選んだ場合、電球色と昼光色では電球色の方が暗く感じます。色と明るさを合わせて考えることが大切です。

4-4| 照明器具ごと交換とランプだけの交換なら、どっち?

既設の照明器具を利用してランプだけの交換によりLED化できる照明器具があります。しかし、ランプと照明器具の相性が合わない場合、発煙や発火などの重大事故が発生する恐れがあります。
ランプが正常に点灯しているように見えても、下記のような見えない危険が潜んでいます。
●想定以上の電圧がかかっている
●LEDランプ種別選択の間違い
●器具(ソケット)の絶縁性能不足
●取付方法の間違い
●ランプの質量超過
一見安く見えるランプだけの交換でも、長い目で見ると照明器具ごと交換した方が安全で費用を抑えることができます。

5| 蛍光灯からLEDへ交換する進め方

蛍光灯からLEDへ交換する進め方

【工事が不要な場合】
工事が不要で自分で蛍光灯からLEDに交換する際の手順は、従来の電灯の交換と同様です。照明のスイッチをオフにした状態で現在使っている蛍光灯を外し、対応しているLEDを取り付けます。取り外したものは自治体のルールに従って処分してください。
【工事を必要とする場合】
工事を必要とする場合、2つの方法が考えられます。
1)バイパス工事を行う
2)照明器具を丸ごと取り替える

バイパス工事の場合は、安定器に電気が通らないようにする配線工事を行います。蛍光灯を外し、現在使用している配線を切ってつなぎ直してからLED照明を取り付けます。

照明器具を丸ごと取り替える場合は、現在天井に取り付けている器具を外し、新しい器具に合わせて天井の加工や配線を行い設置します。

6| 電気工事のプロへ依頼する場合に押さえておくこと

電気工事のプロへ依頼する場合に押さえておくことの画像

電気工事業者へLED照明の交換をお願いすることになった場合、どのような点を押さえて依頼するのが良いのでしょうか。
ここでは、安心してお願いできる電気工事業者の選び方や考え方などを説明していきます。

6-1| 電気工事のプロへ依頼する場合に押さえておくこと

工事の必要性や工事なしで使用できるLED照明の選定には専門的な知識が必要となるため、プロに依頼するのが安全です。しかし気になるのは、コストではないでしょうか。

バイパス工事の費用相場は、LED照明の本体代と作業費を合わせて、1箇所あたり3,000円〜です。LED本体の価格によって費用は変動します。

他にも、器具の配置を変えたり設置数を増減したりすることで配線工事が必要になります。規模によっても費用が変わってきます。

ここが大事
LEDは交換した瞬間から節約の恩恵を受けることができます。入替のコストとランニングコストを計算して、これまでと変わらない明るさでコストを減らしたいのか、もしくはこれまでと変わらないコストで空間を明るくしたいのかなどの要望をプロに相談し、納得のいく環境と費用感をみつけてみましょう。

6-2| LED交換の工事業者選定ポイント

蛍光灯からLEDに交換する際の工事業者の選び方のポイントをご紹介します。

 

  • 電気工事士の資格がある
  • LED工事の実績がある
  • 見積もりの内容に納得できる
  • 損害補償に加入している

 

知識や経験が豊富で、LED工事の実績がある工事業者を選びましょう。ホームページに実績を掲載している場合もありますし、電話等で問い合わせて知ることもできます。

 

蛍光灯のLED交換工事では、配線作業を行いますので、電気工事士の資格が必要です。電気工事の資格を持っていることは大前提ですが、知識や経験が豊富で、LED工事の実績がある工事業者を選びましょう。ホームページに実績を掲載している場合もありますし、電話等で問い合わせて知ることもできます。

 

見積もりは全体の金額だけでなく明細も確認し、内容に納得できる業者に依頼しましょう。交換の箇所や個数があいまいだったり、実際に工事をしてみないと金額がわからない場合は、トラブルにつながる可能性があります。複数業者の相見積もりをとって比較をするのもおすすめです。

 

また業者が損害保険に加入していない場合、万が一工事中に建物や設備を破損した際に補償されず、トラブルになる可能性があります。細かいところまで確認し、信頼できる業者にLED交換を依頼しましょう。

6-3| LED交換後も長くお得に使っていくために大切なメンテナンス

LED交換後も長くお得に使っていくために大切なメンテナンス

蛍光灯からLEDに交換したあとも適切に使い続けるために、メンテナンスは欠かせません。トータルソリューションでは、LED照明の維持やメンテナンスのほか、最適な製品の提案などにも対応しています。LED導入による省エネ試算、明るさや色味による空間演出なども対応しているので短期間で理想に近い照明の選定も可能です。

 

また、複数業者と契約していると、トラブルの内容によって依頼先が異なる場合もありますが、トータルソリューションなら窓口の一本化も可能です。さまざまな電気トラブルへの対応や設備改修の相談から、空調やネットワーク、防災や給排水の設備に関することまで、幅広く対応しています。お困りごとは、トータルソリューションにご相談ください。

7| 蛍光灯からLEDに交換した後のLED交換について

蛍光灯からLEDに交換した後のLED交換についての画像

LEDが長寿命といっても交換する時期はいつかやってきます。

早期にLEDを導入している企業でも、そろそろ交換を考える時期になっているかもしれません。使用環境にもよりますが、LEDの寿命が40,000時間と考えると、一般的な店舗で1日12時間使用したとして8年〜9年経つ頃が交換を考える時期です。

 

これまでもご説明したとおり、引っ掛けシーリングタイプや簡易型ダクトレールならば自分で交換ができます。ただし、オフィスや商業施設など企業でのLED照明の使用数は一般的に多く、すべて交換するのは大変ですし、手が届かないような高所の場合は転落の危険が伴うので、電気業者にお願いすることが得策でしょう。

 

また照明器具の中には、ランプだけ交換できるものと、そうでないものがあります。前者は自分で交換できる場合がありますが、後者の場合は、照明器具とLEDランプが一体となっている機種のためにLED照明器具ごと交換する必要のあるものがありますので専門業者に依頼をしなければなりません。

 

ランプだけ交換できる仕様の照明器具も、照明器具本体が劣化している場合が考えられます。中には、安く工事費用を済ませるために昔から使っている照明器具本体を使用をしている場合もあるかもしれません。耐用年数の事を考えると、照明設置から10年近くになる場合は電気業者に調査・交換してもらうことが安全につながります。

 

LED設置当時の施工業者ではなくても調査・交換対応が可能ですので、お気軽に総合メンテナンスのトータルソリューションへ一度ご相談ください。

8| まとめ

蛍光灯をLEDに交換すると、省エネや電気代の節約になるだけでなく、明るさや色による空間演出などのメリットがあり、多くの施設で導入が進んでいます。

 

蛍光灯をLED照明に交換する際には、工事が必要になる場合もあります。工事が必要かどうか、工事せずに設置できるLED照明なのかの判断は専門的な知識が必要なこともあるので、一度プロに相談してみましょう。

 

トータルソリューションなら、工事に関することだけでなく、省エネ試算や最適な製品の提案、交換後の点検・メンテナンスなども対応しています。全国どこでも対応していますのでお気軽にご相談ください。

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