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コンセントを増設したい!費用相場と依頼に先立ち計画しておきたいポイント

公開日:2022年02月18日
更新日:2026年09月29日

コンセントを増設したい!費用相場と依頼に先立ち計画しておきたいポイント

コンセントを増設しようとなったとき、「業者(電気工事会社)に頼むといくらくらいかかるのか」が気がかりな方もいらっしゃるでしょう。

今回は、工事内容別の費用相場や業者への工事依頼に先立ち計画しておきたいポイントなどをご紹介します。

この記事は、次のようなバックオフィス担当者や施設管理者におすすめです!
    • できれば自分でコンセントを増設したいものの、「業者(電気工事会社)に依頼した方が安心なのでは」とも思っている方
    • 社内稟議や予算確保の面から、工事費用の相場を把握しておきたい方
    • コンセントを増設することが決まり、最適なコンセントを選びたい方
    • コンセント増設に成功するため、依頼に先立ち計画しておきたいポイントを知りたい方
    • 電気工事会社と契約しておらず、どういう基準で業者を選んだらよいのか迷っている方
【要約】この記事でわかること
      • 安全性・耐久性の確保のため、コンセントの増設は業者(電気工事会社)に依頼するのが基本的な対応です。工事できるのは、「電気工事士」の有資格者に限られます。 ≪1章で詳しく読む≫
      • 工事内容によって、費用相場は変動します。配線工事以外の作業が必要な場合、追加料金が発生することがあります。 ≪2章で詳しく読む≫
      • コンセントの電圧は100Vが主流ですが、200Vのコンセントでないと対応できない機器もあります。多種多様なコンセントから、用途に合ったものを選ぶことが大切です。 ≪3章で詳しく読む≫
      • 依頼に先立ち、「増設の目的・必要性の明確化」「増設する場所・位置・個数の検討」「コンセントまでの配線方法の検討」などをすることが重要です。 ≪4章で詳しく読む≫
      • 電気工事会社選びのポイントは、「実績の豊富さ」「見積内容の透明性」「担当者の説明・対応」などです。複数の業者を比較検討した上で、依頼先を決めることが大切です。 ≪5章で詳しく読む≫

1| なぜ、コンセントの増設は業者に依頼した方が良いのか?

なぜ、コンセントの増設は業者に依頼した方が良いのか?

コンセントの増設を業者(電気工事会社)に依頼した方が良い一番の理由は、安全性・耐久性を確保するためです。

法律上、コンセントを増設できるのは、電気工事に関する専門資格である「電気工事士」の有資格者のみとなっています。もし、DIYのために資格を取得した方が社内にいらっしゃったとしても、経験を積んだ電気工事士にお願いした方が、より高水準の安全性と耐久性を確保できます。

また、コンセントの増設は配線工事ですので、専門知識のあるプロが正しい手順で行わないと、感電・漏電・火災といった重大事故が発生する可能性が極めて高くなります。それ故、電気工事会社への施工依頼は、建物・施設の管理責任者に求められる責任の1つといえるでしょう。

これらの理由から、コンセントの増設は電気工事会社に依頼するのが、企業にとって基本的な対応となっています。

2| 【工事内容別】コンセント増設工事の費用相場

【工事内容別】コンセント増設工事の費用相場

工事費用の目安相場を表にまとめました。どのような工事を行うかによって、費用相場は変わってきます。

シチュエーション 工事内容 費用相場
今までなかった場所に、コンセントを新設したい! コンセントの新設工事 14,000円~20,000円程度
挿し込み口が壊れた!挿し込み口を増やしたい! 挿し込み口の交換工事 7,000円~10,000円程度
配線を交換・分岐・延長したい! 配線の変更工事 12,000円~15,000円程度
コンセントの電圧を100Vから200Vに変更したい! コンセントの電圧切り替え工事 5,000円~6,000円程度
コンセントの口数自体を増やしたい! コンセントの口数増設工事 5,000円~10,000円程度
今使っている配線を分岐させて、コンセントを増設したい! 既存配線の分岐工事 5,000円~15,000円程度
ブレーカーから配線する必要がある! ブレーカーからの配線工事 (5m未満の場合)
10,000円以内
(5m以上の場合)
30,000円程度

電気工事会社や具体的な施工内容などによって、実際の工事費用には開きがあるため、あくまで参考としてご認識ください。

また、場合によっては、配線工事以外の作業が発生するケースもあります。

配線工事以外の作業例

  • 天井板の一部をはがす
  • 床下に潜る
  • 間柱に穴をあける
  • 外壁に穴をあける など


それに伴い、追加料金が発生する可能性があることを認識しておくと、見積書や請求書を見て驚くことがなくなるでしょう。

3| 電圧と用途から、コンセントの種類を選ぼう!

電圧と用途から、コンセントの種類を選ぼう!

コンセントにはさまざまな種類があるため、「どんなコンセントにしたらよいかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、コンセント選びの2つのポイントである「電圧」と「用途」について、解説いたします。

3-1| 【電圧】100Vが主流も、電気機器によっては200Vが必要

日本のコンセントの標準は「100V」ですが、エアコンや大型冷蔵庫、OA機器などには「200V」が必要なものがあります。200V対応機器を100Vコンセントに接続しても正常に動作しないため、事前確認が必須です。

電気機器に必要な電圧は、機器本体やACアダプター、取扱説明書、メーカーのホームページなどに記載されています。100Vまたは200V、どちらのコンセントを増設すべきか考える際の判断材料にしましょう。

なお、100Vのコンセントは二口(二つ穴)ですが、200Vのコンセントは三口(三つ穴)が主流です。

3-1-1| 間違えると大変!コンセントの電圧

エアコンのように200Vの電圧を必要とする機器を、誤って100Vのコンセントに接続すると、正常に動作しないだけでなく、機器の故障や予期せぬトラブルの原因となります。

また、逆に100V対応の機器を誤って200Vのコンセントに接続した場合、機器に過大な電圧がかかり、内部基盤の焼損や発火、火災につながる非常に危険な事故を引き起こします。

こうしたリスクをさけるため、電気機器は必ず指定された電圧のコンセントを使用しましょう。使用したい機器に対して電圧が対応していない場合は、対応するコンセントの増設が必要です。

3-2| 【用途】使用目的に適したものを選択

コンセントにはさまざまな種類があるため、用途にあったものを選ぶことが大切です。

種類 特徴 用いる機器・場面
床用コンセント 床に設置するコンセント オフィスの会議室や商業施設のホールなど、同時に複数の電気機器を使う場所で用いる
シャッター付きコンセント ホコリの侵入を防止するシャッターが付いているコンセント(未使用時は、自動でシャッターが閉じる) ホコリがたまりやすい場所で用いる
アース付きコンセント アース線を差し込めるコンセント 洗濯機や食洗機、電子レンジなど、アース線が付いている電気機器を使う際に用いる
テレビコンセント アンテナ端子が付いているコンセント テレビを使う際に用いる
USB用電源コンセント USBポートが組み込まれているコンセント(専用アダプターなしで、電気機器の充電が可能) タブレットやスマートフォンなどを充電したい場所(オフィス、ホテル、カフェなど)で用いる
屋外用コンセント 雨で濡れないように防水カバーが付いたコンセント 防犯カメラや屋外照明などで用いる

4| 【工事に成功したい!】依頼前に計画しておきたい6つのポイント

【工事に成功したい!】依頼前に計画しておきたい6つのポイント

費用を無駄にしないためにも、増設工事は事前の計画が重要です。成功に向けた以下の6つのポイントを計画しておくようにしましょう。

依頼する前に計画しておきたいポイント

  1. 増設の目的・必要性をしっかり考える
  2. 賃貸の場合は管理会社に事前連絡する
  3. 増設する場所・位置・個数をしっかり検討する
  4. ブレーカー・分電盤や回路・契約アンペアの空き具合を確認する
  5. コンセントまでの配線方法を決める
  6. コンセントの寿命を考慮し、工事依頼のタイミングを検討する


それぞれについて、解説いたします。

4-1| ポイント1:増設の目的・必要性をしっかり考える

まずは、増設の目的・必要性を具体的にイメージできていますか?

増設の目的は、「スタッフの増員に伴うPC追加のため」「エアコンやOA機器などの増設のため」「間取り・レイアウト変更のため」「駐車場への防犯カメラ設置のため」などがあるかと思います。

必要なところにだけコンセントを増設できるよう、「なぜ増設が必要なのか」を明確にしましょう。「不必要な場所や不便な場所にコンセントを増設してしまう」という失敗が起こりにくくなり、結果的に費用を必要最小限にとどめられます。

4-2| ポイント2:賃貸の場合は管理会社に事前連絡する

貸しビルなどで営業している企業の方は、コンセントを増設したい旨を管理会社に連絡しておきましょう。許可なくリフォーム工事をしてしまうと、退去時の原状復帰費用がかさんでしまう場合があるためです。

基本的に、差込口を増やす工事なら許可が下りることが多いようです。一方、「壁の貫通工事などが必要になる」「新しい場所にコンセントを新設する」といった場合には、断られる可能性もあります。

4-3| ポイント3:増設する場所・位置・個数をしっかり検討する

コンセントの増設を成功させるためには、使うときのことをイメージして、増設する場所・位置・個数をあらかじめ計画しておく必要があります。

検討項目 チェックポイント
①場所 安全の確保を最優先に考え、場所を決める!

・水回りや湿気の多い場所(漏電・感電の危険性が高い場所)は、原則NG
・コードのショートを防ぐため、ドアや家具に干渉するような場所は避ける

②位置 使い勝手を具体的にイメージして、位置(高さ)を決める!

・頻繁に抜き差しするのであれば、「手元に近い高さ(腰をあまりかがまなくても届く高さ)」にする
・ほとんど抜き差ししないのであれば、「低めの位置(床から20~25cmくらい)」または「機器に合わせた高さ」にする
・コードにつまづかないよう、低すぎる位置は避ける

③個数 将来を見据えて、個数を決める!

・今後の機器増設に備え、少し余裕を持った個数にする
・工事費用を削減したいなら、「一度にまとめて依頼」を検討する

4-4| ポイント4:ブレーカー・分電盤や回路・契約アンペアの空き具合を確認する

ブレーカー・分電盤や回路・契約アンペアの空き具合も、工事の内容や費用を左右しますので、確認しておきましょう。

4-4-1| ブレーカー・分電盤の空き具合

原則として、ブレーカー(※1)に空きがない状態でコンセントを増設するのは難しいです。その場合には、コンセント増設に先立ち、以下のいずれかの対応が必要になります。

ブレーカーに空きがない場合に必要な対応

  • 分電盤(※2)に空きスペースがある場合→ブレーカーの増設
  • 分電盤に空きスペースがない場合→分電盤ごと交換(ブレーカーの数が多いものへの交換)

※1:ブレーカー…建物内に流れるすべての電気回路(電気の通り道)を管理しているもの
※2:分電盤…ブレーカーを格納している箱

この他、200Vのコンセントを増設したい場合には、分電盤の状況確認(200V対応かどうかの確認)も必要です。

4-4-2| 回路・契約アンペアの空き具合

電気の通り道である「回路」と、建物・施設内で使える電気容量の上限である「契約アンペア」についても、空き具合を確認することが大切です。

既存回路の許容電流の空き具合によっては、回路の増設も必要となることがあります。

また、「回路ごとの許容電流の空き具合には問題がなくても、契約アンペアにはあまり余裕がない」というケースも考えられるため、契約アンペアに余裕がない場合には増やしましょう。

契約アンペアの変更方法や注意点については、下記の記事で詳しく解説しています。

4-5| ポイント5:コンセントまでの配線方法を決める

配線方法には、「露出配線」と「隠ぺい配線」があります。

配線方法 説明 メリット デメリット
露出配線 床や天井、壁面などに配線をはわせる配線方法

※外から配線が丸見え

・壁を壊すような工事が必要ない
・隠ぺい配線よりも施工が容易で、工事に時間・費用がかからない
・配線があらわになるので、見栄えがあまり良くない
隠ぺい配線 壁の中に配線をはわせる配線方法

※外から配線が見えない

・配線が視界に入らないため、見栄えが良い ・壁を壊して工事する必要がある
・場所によっては施工が難しい
・露出配線よりも工事に時間・費用がかかる

メリット・デメリットを踏まえた上で、「エントランスや会議室などは、隠ぺい配線」「コピー機周辺やバックヤードなどは露出配線」といったように、場所によって決めるとよいでしょう。

なお、露出配線では少しでも見栄え良くするため、壁や壁紙と同系色の配線カバーに配線を入れて施工することもできます。

4-6| ポイント6:コンセントの寿命を考慮し、工事依頼のタイミングを検討する

実は、コンセントには寿命があります。設置環境や使用状況などによって実際に何年使えるかは変わってきますが、寿命の目安は約10年です。

設置から10年ほど経過して、新しいものに交換するタイミングで増設工事もまとめて依頼すれば、一度に作業してもらえるので、効率が良いです。急ぎでコンセントを増設をする必要がなければ、工事依頼のタイミングを検討してみてもよいでしょう。

ただし、コンセントの異常発熱や変色などがある場合には、話は別です。火災発生の危険性がありますので、速やかに点検・修理を依頼した上で、増設については改めて相談するようにしましょう。

5| コンセント増設は電気工事会社への依頼が鉄則!

コンセント増設は電気工事会社への依頼が鉄則!

コンセントの増設に成功するよう、「4| 【工事に成功したい!】依頼前に計画しておきたい6つのポイント」で紹介した内容をしっかり意識するようにしましょう。

電気工事会社は電気設備に関するプロですので、コンセントの増設に限らず、電気周りの疑問はなんでも相談できます。

ただし、電気工事会社と一言でいっても、特徴や強みはさまざまです。電気設備の工事からメンテナンス・点検まで依頼するようになるかと思いますので、信頼・安心できる業者を選ぶことをおすすめします。

電気工事会社選びのポイントは、「実績の豊富さ」「利用した企業からの評判」「対応可能な電気工事の内容」「見積内容の透明性」「担当者の説明・対応」などです。問い合わせや相見積もりなどで、これらのポイントをしっかりと総合的に比較検討して、「ここになら、安心して任せられる」と思える業者を選びましょう。

詳しくは、下記の記事で解説していますので、業者選びを始める前にぜひご一読ください。

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