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コンセントから火花が発生!原因や対処法、日頃からできる対策などを解説

公開日:2023年09月15日
更新日:2026年10月28日

コンセントから火花が発生!原因や対処法、日頃からできる対策などを解説

どうして、コンセントから火花が発生するのでしょうか。火花を発生させないためには、原因を理解した上で、適切な対策を講じる必要があります。

この記事では、コンセントから火花が発生する原因や、火花が散ったときの対処法、火花防止のために日頃からできる対策などについてご紹介します。

この記事は、次のような経営者やバックオフィス担当者におすすめです!
          • 店舗やオフィスなどのコンセントから火花が出ているのを目にした方
          • 「コンセントから火花が出たら、火災が起きてしまうのでは?」と不安な方
          • どういう状況だったら、危ない/危なくないのかを把握しておきたい方
          • コンセントが「やけに熱い」「焦げている」といった異変を認識している方
          • もしもに備えて、火花が発生する原因や発生しやすい場所、対処方法などを知っておきたい方
          • お抱えの業者がおらず、どういう基準で業者を選べばよいのか迷っている方
          • コンセントからの火花を未然に防ぐためにすべきことを理解し、対策を講じたい方
【要約】この記事でわかること
          • 異常発熱が見られるコンセントは発火の危険があります。また、コンセントが焦げている場合には、火災や感電のリスクが懸念されます。 ≪1章で詳しく読む≫
          • 火花が発生する原因は、「機器電源が入った状態でのプラグ差し込み」「たこ足配線による過負荷」「ほこりがたまったことによるトラッキング現象」の3つです。 ≪2章で詳しく読む≫
          • 火花発生時は、電源供給を遮断し、コンセント周辺の状況を確認した上で、専門業者に相談をします。ただし、煙や発火があるときは火災発生寸前ですので、速やかに避難および119番通報をしてください。 ≪3章で詳しく読む≫
          • 火花が出た場合には、安全のため、専門業者に相談するのが鉄則です。「実績」「24間365日受付対応の可否」などの観点から複数の業者を比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。 ≪4章で詳しく読む≫
          • 火花を出さないための予防策は、「コンセント・プラグの定期的な清掃」「定格電流超え(15A:1500W)のたこ足配線の解消」「劣化したコンセント・プラグの交換」「専門業者による定期点検」などです。 ≪5章で詳しく読む≫

1| コンセントから火花が発生するのは危険?

コンセントから火花が発生するのは危険?

コンセントからの火花は、必ずしも危険というわけではありませんが、コンセントに異変(異常発熱や漏電など)が起きている可能性もありますので、注意が必要です。仕組み上起こりうる「正常の範囲内の火花」と「危険な火花」がありますので、具体例をご紹介します。

火花の種類 具体例
正常の範囲内の火花
  • 電気機器の電源がオフの状態での一瞬の火花
  • 充電器やノートPCアダプターを接続した際の小さな火花
  • IH炊飯器などを接続した際の小さな火花
危険な火花
  • 頻繁に発生したり、長く続いたり、毎回大きかったりする火花
  • 「パチッ」といった大きな音を伴う火花
  • 焦げたような匂いを伴う火花
  • 火花の出たコンセントやプラグが焦げている場合
  • 火花の直後、ブレーカーが落ちた場合

こちらを参考に、少しでも変だなと思ったら、何らかのトラブルがあるかもしれないと疑いましょう。

1-1| 異常発熱は発火の危険あり

頻繁に火花が出るコンセントでは、異常発熱が見られることが少なくありません。コンセントの異常発熱は、電流が正常に流れていないことなどが原因となっている可能性があり、放置すると発火の危険性が高まります。そのため、異常発熱を確認したら、ただちに使用を中止してコンセントの状態を確認することが必要です。

1-2| コンセント・プラグが焦げていると火災や感電の危険あり

コンセントやプラグが焦げている状態は、接触不良による異常発熱が起きていたり、過去に激しい火花(アーク放電)が飛んだりしたサインです。

また、コード・プラグが「曲がっている」「古くなっている」といった異変があるまま使用を続けると、内部の絶縁体が傷つき、漏電(電気が漏れ出る現象)を引き起こすリスクが高まります。

もし漏電を放置してしまったら、感電や火災、電気設備の故障、電気代の高騰などが発生する危険性があります。コンセントに焦げや破損を見つけた際は、速やかに使用を停止し、専門業者に点検修理を依頼しましょう。火災などのトラブルは一刻を争うため、すぐに相談できる電気工事店をあらかじめ把握しておくと安心です。

2| コンセントから火花が起きやすい場所や火花の原因

コンセントから火花が起きやすい場所や火花の原因

そもそも、なぜコンセントから火花が散るのでしょうか?どういった場所でコンセントから火花が発生しやすいのかも気になるところです。ここでは、火花が起きやすい場所や火花の原因について説明します。

2-1| 火花が起きやすい場所

コンセントから火花が起きやすいのは、以下のような場所です。

  • 湿気や水分が多い場所(トイレ、洗面台、台所など)
  • 家具の裏側など、ホコリがたまりやすい場所
  • 直射日光が当たり、高温になりやすい場所


特にこのような場所では、コンセントからの火花の発生に注意しましょう。

2-2| 火花発生の主な原因

コンセントから火花が出る主な原因は、以下の通りです。

  • 機器の電源が入った状態でプラグを差したから
  • たこ足配線で過負荷(オーバーロード)状態になったから
  • ほこりなどがたまっていたから(トラッキング現象)


原因について一つずつ解説しますので、普段から同じようなことをしてしまっていないかを一度確認してみましょう。

2-2-1| 電気機器の電源が入った状態でプラグを差したから

電気機器の電源が入った状態でプラグをコンセントに差したという経験がある方は多いでしょう。実は、普段からしがちなこの行動が、コンセントから火花が発生する一因となっています。なぜなら、「電源が入った状態」というのは「通電している(電気が流れている)状態」だからです。通電している状態でプラグをコンセントに差し込むと、大きな電流が一気に流れ、コンセントから火花が出る可能性があります。

なお、この原因による火花は、ドライヤーや掃除機といった消費電力が大きな家電を使う際に発生することが多いです。

2-2-2| たこ足配線で過負荷状態になったから

たこ足配線とは、テーブルタップやマルチタップを使って、一つのコンセントに複数の電気機器を接続することです。

一度に複数の電気機器を使えるので便利ですが、過度なたこ足配線には危険が伴います。

1つのコンセントで使用できる電流の容量(定格電流)は決まっていますが、たこ足配線によって許容量を超える電流が流れると、設計以上の負荷がかかり、コンセントやコードが異常発熱を起こします。そのまま使用を続けてしまうと、熱で内部の絶縁体が溶けてショートし、激しい火花や発火につながります。

2-2-3| ほこりなどがたまっていたから(トラッキング現象)

コンセントにほこりやちりがたまっていたり、髪の毛が付着していたりすることも、コンセントから火花が発生する原因の一つです。湿気を吸ったホコリに電流が流れると火花が発生し(トラッキング現象)、最終的にはコンセントが焦げて発火するなど、非常に危険な状態になります。
トラッキング現象発生の流れ

トラッキング現象は、特に以下のような場所にあるコンセントで起きやすいです。

トラッキング現象の起きやすい場所

  • 家具や電気機器の裏側など、目につきにくい場所
  • 湿気の多いキッチンなどの水回り
  • 水槽や加湿器の近く
  • 結露が発生しやすい窓の近くやエアコンの近く


なお、トラッキング現象は火災事故(トラッキング火災)や火災による死亡事故にもつながりかねない非常に危険な現象のため、細心の注意を払う必要があります。

3| 【2ステップ】コンセントから火花が出た際の対処方法

【2ステップ】コンセントから火花が出た際の対処方法

コンセントから火花が発生したときには、どうすればよいのでしょうか?ここでは、コンセントから火花が出た際の対処方法を、ステップ順にご紹介します。

ただし、明らかな煙や発火は火災発生寸前の緊急事態であるため、速やかに安全な場所に避難して119番通報をしてください。

3-1| ステップ1:電源供給を遮断する

コンセントから火花が発生した際、最優先すべきなのが安全性の確保です。火災や感電などさらなる被害防止のために、まずは電源供給を遮断します。

【基本的な対応】
火災・感電リスクを最小限にするため、火花が出たコンセントとつながっているブレーカーを落とす

【ブレーカーを落とせない場合の対応】
「該当するブレーカーを特定できない」「ブレーカーに手が届かない」場合には、感電しないように絶縁グローブ(電気を通さない絶縁素材でできたグローブ)などを着用した上で、コンセントからプラグを抜く。

なお、火花が出た直後にブレーカーが落ちるケースもあります。そのような場合、回路内で何らかの異常が発生している可能性が高いです。火花の直後にブレーカーが落ちた際は、まず建物内の電気機器のプラグをすべて抜き、そのあとでブレーカーを元に戻しましょう。

3-2| ステップ2:コンセント周辺の状況を確認し、専門業者に相談する

次に、コンセント周辺やプラグの状況を確認した上で、専門業者に相談します。

確認項目の例

  • コンセントに焦げがないか
  • コンセント周辺が焦げ臭くないか
  • プラグの先端に変形・摩耗などがないか など


上記のような異変が見られた場合には、火花発生時の状況と併せて、記録を残しておきましょう。

火花の発生原因を自己判断してコンセントの利用を再開すると、本当の原因が解消されないままとなり、再びコンセントから火花が出てしまう可能性があります。

本当の原因を特定・解消するためには、「電気工事士(電気工事に関する国家資格)」への相談が必要です。有資格者が所属している電気工事店などの専門業者に、火花発生時の状況を説明し、点検を依頼しましょう。

4| 火花が出た際に、専門業者に早期対応してもらうためには?

火花が出た際に、専門業者に早期対応してもらうためには?

コンセントから異常な火花が出たら、コンセント内部の配線や部品が損傷している可能性があるため、必ず専門業者に相談してください。

【専門業者への相談が必須なケース】

  • コンセントやプラグに焦げ跡がある場合
  • コンセント周辺から異臭がする場合
  • コンセントやプラグが破損している場合
  • 何度も繰り返し、火花が発生している場合
  • 火花の直後に、ブレーカーが落ちた場合


専門業者に早期対応してもらうためには、かかりつけの業者を決めておくことがとても大切
です。かかりつけの業者であれば、自社の配線・コンセントがどこにどのようにあるかを理解しているので、スムーズに点検してもらえます。

また、再発を防ぐためにも、コンセントの火花トラブルを一度経験したら、かかりつけの業者による定期点検を受けることが重要です。専門知識を持ったプロの目で配線やコンセントの状態を確認してもらえるだけでなく、適切な対策を提案してもらえるでしょう。

なお、かかりつけの業者がいない場合には、複数社から相見積もりを取って料金を比較することから始めましょう。ただし、コンセントの点検・修理といった電気工事は安全に関わることなので、料金だけで選ぶのは望ましくありません。

「十分な実績があるか」「24時間365日受付対応してもらえるか」「アフターサービスがしっかりしているか」などを総合的に評価した上で、信頼できる業者を選びましょう。

業者選びのポイントについては下記の記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてください。

5| コンセントからの火花に関連したよくある質問

コンセントからの火花に関連したよくある質問

最後に、コンセントからの火花に関連したよくある質問とその答えをご紹介します。

5-1| コンセントから火花を出さないためには、どんな予防策が必要?

コンセントから火花を出さないようにするためには、日頃から、以下のような予防策を講じる必要があります。

予防策 説明
コンセント・プラグを定期的に掃除する
  • コンセント周辺には、ほこりやちり、髪の毛などがたまりやすいため、定期的に掃除をする
  • 感電防止のため、掃除をする前には、必ずプラグをコンセントから抜く!
【コンセント・プラグの掃除方法】
  • コンセントや周辺のごみを掃除機や乾いた布できれいにする
  • コンセント内部にはエアダスターを噴射してほこりを取り除く
  • プラグの刃の部分とその周辺を乾いた布で拭く
ホコリの入り込みを防ぐための便利グッズを活用する
  • 掃除と併せて、ホコリの入り込みを防ぐための便利グッズを活用するとよい!
【便利グッズ活用例】
  • 頻繁には使わないコンセントには、「コンセントキャップ」を取り付ける
  • プラグには、ホコリから保護してトラッキング現象を防ぐ「プラグカバー」を取り付ける
電気機器の電源を切ってから、プラグを抜き挿しする
  • コンセントにプラグを抜き挿しする前には、必ず電気機器の電源を切っておく!
【そのほかの予防策】
  • プラグをゆっくり挿し込まない
  • コンセントのサイズに合ったプラグを使う
  • 電源コードを折り曲げない
定格電流(15A:1500W)超えのたこ足配線をしない
  • 一つのコンセント・電源タップに多くの電気機器をつなぎすぎないようにし、過電流を防ぐことが大切
  • 「長期間、プラグを差し込んだまま使っていない電気機器がないか」「不要な電源タップ・延長コードがないか」を確認し、たこ足配線を解消するのがベスト!
  • たこ足配線を完全にやめるのが難しい場合には、定格電流(15A:1500W)超えのたこ足配線をしないように調整する!
  • 電気機器の定格電流は、機器本体やACアダプター、取扱説明書などに記載されているので、そちらを参考にする
劣化したコンセント・プラグを交換する
  • 経年劣化したコンセントやプラグを使い続けると、接触不良や異常発熱、焦げ、火災などのリスクがある
  • コンセントの寿命は約10年のため、使用開始から10年経過する頃を目安に、交換を検討するとよい!
  • プラグ交換は資格が必要ないが、コンセント交換には電気工事士の資格が必要(社内に有資格者がいない場合には、専門業者に依頼する必要がある)
専門業者に定期点検を依頼する
  • 上記4つの予防策に加え、専門業者に定期点検を依頼するとより安心!
  • 自分たちではできないコンセント内部の清掃をしてもらえたり、コンセントやプラグの異常を早期に見つけてもらえたりする

5-2| コンセントからパチパチ音がするけれど、大丈夫?

コンセントからパチパチ音がする原因は、家電の電源が入った状態でプラグを差したことによる「電流の一時的な急変」や、ほこりなどによる「トラッキング現象」です。

電流の一時的な急変によるものでしたら、問題ありません。家電の電源をオフにした状態でプラグを差し込んでみて音がしなかったら、安心してよいでしょう。

一方で、「頻繁に音がする」「火花も発生する」「焦げ臭さも感じる」といった場合にはトラッキング現象の可能性があります。ただちに使用を中止し、専門業者に相談しましょう。

5-3| 火花が出ても放置したら、どうなる?

火花が出た際に放置してしまうと、以下のようなリスクが考えられます。

  • 感電:火花が出ているコンセントに触れると、感電する可能性がある
  • 火災:火花から発火し、周囲に火が広がって、火災になる可能性がある
  • 家電の故障:火花によりコンセントが故障し、それが原因で家電も故障する可能性がある


こうしたリスクがあるので、放置してはいけません。先ほどご紹介した対処方法を行った上で、専門業者に点検を依頼しましょう。

5-4| トラッキング火災はどのくらい発生している?

トラッキング火災の発生件数についてですが、東京消防庁が発表した『令和6年版 火災の実態』によると、都内では2023年に106件発生しています。また、年によって多少増減はあるものの、毎年100件前後はトラッキング火災が発生しているようです。

年別のトラッキング火災発生件数

年 トラッキング火災件数 電気火災に占める
トラッキング火災の割合
(参考)電気火災件数
2019年 108件 8.4% 1,283件
2020年 95件 8.2% 1,163件
2021年 122件 8.7% 1,399件
2022年 127件 8.7% 1,467件
2023年 106件 7.0% 1,512件

参考:東京消防庁『令和6年版 火災の実態』p121

電気火災とは、電気機器・配線・設備が原因で発生する火災の総称です。電気火災に占めるトラッキング火災の割合は、毎年7%~8%前後となっています。

これらのデータから、トラッキング火災は決して珍しいものではないといえるでしょう。

6| コンセントから火花が発生したら、すぐに専門業者に相談しよう

コンセントから火花が発生したら、すぐに専門業者に相談しよう

コンセントから火花が出る原因には、プラグの差し込み時の電源状態やたこ足配線の過度な使用、トラッキング現象などがあります。たとえ正常な範囲内の火花でも、トラッキング現象を伴うと、火災に発展するリスクがあります。そのため、「火花が出ているこの状態は大丈夫なのだろうか」などと、コンセントからの火花について心配になることがあった場合には、なるべく早めにかかりつけの専門業者に相談することをおすすめします。

火花が発生したら、「3| 【2ステップ】コンセントから火花が出た際の対処方法」で紹介した対処法を速やかに実施しましょう。また、「プラグとコンセントの定期的なクリーニング」や「過度なたこ足配線の禁止」「劣化したコンセント・プラグの交換」といった未然防止策を講じることも重要です。

トラブルは一刻を争うため、かかりつけの専門業者があらかじめ決まっていると安心です。未定の場合は、実績や評判をもとに複数社を比較検討し、自社に合った信頼できる業者を選んでおきましょう。

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