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業務用エアコンの臭いを解消したい!原因や解消法、業者依頼のすすめ

公開日:2026年2月27日

業務用エアコンの臭いを解消したい!原因や解消法、業者依頼のすすめ

業務用エアコンから臭いがした場合、早急に解消しないと、従業員やお客様への影響が心配されます。臭いの原因は、エアコン内部のカビや室内の臭いなどですが、ある程度は自分で臭いを解消できます。

この記事では、業務用エアコンの臭いの原因や解消法、臭いを放置するリスク、業者に対応を依頼するメリットなどをご紹介します。再発防止に向けた業務用エアコンの臭い予防法もご紹介していますので、そちらも参考にしてください。

1| 業務用エアコンの臭いの原因は?

業務用エアコンの臭いの原因は?

業務用エアコンの臭いの原因は、「エアコン内部のカビ」「室内の臭い」「室外機・ダクト・ドレンホースのカビや詰まり「プラスティック部品特有の臭い」です。

1-1| エアコン内部のカビ

業務用エアコンの掃除を怠っていると、フィルターに汚れやホコリがたまります。たまった汚れ・ホコリが、エアコン内部で結露した水と混ざると、やがてエアコン内部にカビが発生します。エアコンの風によってカビが空気中に拡散されることで、室内で悪臭(カビ臭さ)を感じるようになります。

1-2| 室内の臭い(タバコ、飲食物など)

業務用エアコンには、空気中に含まれる微細な粒子を専用フィルターや電気の力で捕集・除去し、室内空気をクリーンに保つ「集じん機能」が備わっています。室内の空気をきれいに保つ重要な機能ではありますが、室内の臭いが強い場合には、それが仇となります。臭い物質がエアコン内部に蓄積され、エアコンの風にのって、臭いが広がってしまうのです。特に飲食店の場合、油の臭いや食材・料理の臭いなどがもともと強いので、オフィスと比べると室内の臭い由来の悪臭により悩まされているでしょう。

1-3| 室外機・ダクト・ドレンホースのカビや詰まり

業務用エアコンと室外機はつながっているため、室外機も臭いの発生源となります。室外機に発生したカビがエアコン本体に伝わり、エアコンの風にのって、室内にカビ臭さが広がります。また、ダクトやドレンホース(エアコンで発生した結露水を室外へ排出するためのホース)の詰まりや汚れが原因で、エアコンから不快な臭いがすることもあります。

1-4| プラスチック部品特有の臭い(エアコンの新設や部品交換直後)

プラスチック部品には、特有の臭いがあります。業務用エアコンの新設や部品交換直後に臭いを感じる場合には、プラスチック部品の臭いがその一因と考えられます。

なお、プラスチック部品特有の臭いは時間が経つと自然に薄れていくため、特に対応は必要ありません。

2| 【自分でできる】業務用エアコンの臭いを解消する方法

【自分でできる】業務用エアコンの臭いを解消する方法

業務用エアコンの臭いを解消するために自分でできるのは、「フィルター掃除」と「ルーバー掃除」のみです。故障防止のため、作業を始める前に取扱説明書をしっかり確認しましょう。

ここでは、臭いの解消方法・手順をご紹介します。

2-1| フィルターを掃除する

フィルターの掃除手順は、以下の通りです。

手順 作業 概要
1 電源をオフ ・エアコンの電源をオフにする
・ブレーカーも落としておく
2 フィルターを取り外す ・取扱説明書に従い、フィルターを取り外す
3 フィルターのホコリを除去する ・フィルターのホコリを掃除機で吸い取る
・表面→裏面の順で掃除機をかける
4 フィルターを水洗いする ・フィルターにぬるま湯をかけ、水洗いする
・汚れが落ちにくいときは、柔らかいスポンジ・ブラシや中性洗剤を使って、ぬるま湯で洗う
5 フィルターをしっかり乾かす ・まずは、清潔なタオルで水気を拭き取る
・次に、風通しのよい日陰で干し、完全に乾燥させる
6 フィルターを取り付ける ・取扱説明書に従い、フィルターを元の位置に取り付ける

2-2| ルーバーを掃除する

ルーバーとは、冷暖房の風向きを調整するための羽根状の部品で、エアコンの吹き出し口のところに設置されています。

上のフィルター掃除手順5「フィルターをしっかり乾かす」でフィルターが完全に乾燥するのを待っている間に、ルーバー掃除をすると効率的でしょう。ルーバーの掃除手順は、以下の通りです。

ルーバーの掃除手順

  1. 取扱説明書に従い、エアコンの化粧パネルを開ける
  2. ルーバーやその周辺の汚れを、掃除機のすきま用ノズルで吸引する
  3. 吸い終わったら、濡らした布で優しく拭く
  4. なかなか落ちない汚れがある場合、水で薄めた中性洗剤を布に含ませて汚れを拭き取る
  5. 乾いた布で水気を拭き取る

3| 自分で対処する際の注意点

自分で対処する際の注意点

業務用エアコンの臭いを自分で解消する方法についてお伝えしましたが、実際に作業を始める前には、注意点も知っておく必要があります。注意点を理解せずに掃除をすると、作業する人が危険にさらされるだけでなく、臭いの再発を招く恐れもあるためです。

注意点は、以下の4つです。

自分で対処する際の注意点

  • 感電・ケガのないように対策する
  • 部品を破損・変形などしないように対策する
  • 掃除後に、部品を完全に乾かす
  • フィルターとルーバー以外は自分では掃除しない


それぞれについて、ご紹介します。

3-1| 感電・ケガのないように対策する

業務用エアコンの掃除は慣れない作業ですので、感電やケガのないように対策することが重要です。具体的には、以下のような対策をしてください。

  • 感電防止のため、電源をオフにしてから作業を始める
  • 安全確保のため、高所での作業は脚立をしっかり固定してから行う
  • 何かあった際にすぐ助けを呼べるよう、2名以上で作業する
  • 感電防止のため、熱交換器(薄いアルミ板でできた部品で温度の高い方から低い方へと熱を移動させるもの、エアコンの前面パネルとフィルターを取り外した奥にある)などの電気系統には直接手を触れない


なお、熱交換器などに直接触らないようにすることは、感電対策だけでなく、部品の故障・破損防止策としても重要です。

3-2| 部品を破損・変形などしないように対策する

業務用エアコンの部品は、取扱い方を間違えると、破損や変形などしてしまうことがあります。そのため、備品が破損・変形などしないよう、以下のような対策を行ってください。

  • 破損防止のため、取扱説明書の記載に従って、フィルターの取り外し・取り付けをする
  • 故障・破損防止のため、「鋭利なものを使って掃除しない」「フィルターを含むエアコンパーツには優しく触れ、勢いよく引っ張ったりせず、ゆっくりと丁寧に扱う」といった対策を実施する
  • 破損・変形やガス漏れ、熱交換効率の低下などを防止するため、室外機やエアコンの熱交換器を掃除する際は、必ず業者に依頼する(市販スプレーの使用や、高圧洗浄機などを使っての自身での掃除は、絶対にしてはいけない)
  • エアコン機器のツメ(エアコンの前面パネルと本体、フィルターと周辺部品などを固定する突起部分のこと)の破損防止のため、パネルを開け閉めする際やフィルターを取り外す際などは、ツメを折らないように慎重に作業する
  • フィルターの変形・変色を防止するため、ぬるま湯で水洗いする(熱湯をかけると、フィルターが変形・変色する可能性がある)
  • フィルターの痛み防止のため、乾燥させる際は必ず陰干しする(天日干しやドライヤーを使っての乾燥では、フィルターを痛めてしまう可能性がある)


なお、エアコンのツメは無理な力がかかると壊れやすく、割れてしまうとパネルが閉まらなくなります。パネル交換には数万円の修理費がかかるため、想定外の出費が発生しないよう、特に慎重に扱ってください。

3-3| 掃除後に、部品を完全に乾かす

掃除後の部品の乾燥が不十分だと、カビの原因となり、エアコンからまた悪臭がしてしまいます。せっかく解消した臭いに再び悩まされることがないよう、部品を完全に乾かすようにしてください。

フィルターは、乾いたタオルで水気を拭き取ったあと、完全に乾くまでしっかりと陰干しします。ルーバーは、濡らした布で汚れを取ったあと、乾いた布で水気を完全に拭き取りましょう。

3-4| フィルターとルーバー以外は自分では掃除しない

業務用エアコンの臭いを完全に消すためには、分解洗浄をして、内部の部品を徹底的にきれいにしなくてはいけません。しかし、エアコンの分解洗浄は専門知識がないと対応が難しいです。誤った方法でやってしまうと、故障の原因になるばかりでなく、電気系統に触れて感電する恐れもあります。そのため、フィルターとルーバー以外は、自分では絶対に掃除してはいけません。

フィルターとルーバー以外もきれいにしたい場合(フィルターの取り外し以上の分解洗浄を必要とする場合)には、必ず専門業者に依頼してください。

4| 業者用エアコンの臭いを放置するとどうなる?

業者用エアコンの臭いを放置するとどうなる?

業務用エアコンの臭いを放置すると、以下のようなリスクがあります。

業務用エアコンの臭いを放置するリスク

  • エアコン内部に発生したカビが臭いの原因だった場合、従業員やお客様の健康被害(アレルギーや喘息など)が心配される
  • エアコンの臭いを強く感じるようになったり、体調が悪化したりする結果、従業員の作業効率が低下する
  • 「エアコンから不快な臭いがする」と、お客様からクレームが出る可能性がある
  • 臭いがする状態、すなわちエアコン内部にホコリや汚れがたまっている状態が続くので、運転効率が下がり、エアコンの利きが悪くなる など


日常業務や企業経営などに悪影響が及ばないよう、業務用エアコンから臭いがしたときには早急に対処しましょう。

4-1| 飲食店では、お客様離れにつながることも

飲食店では、業務用エアコンの臭いがお客様離れにつながることも多くあります。たとえ料理が美味しくても、不快な臭いがする飲食店でまた食事をしたいと思う方は、まずいないためです。リピーターが減ってしまうと、お店の業績にも悪影響が及びます。

また、SNSなどで臭いに関する悪い評判が広まってしまえば、「一度行ってみたいと思っていたけれど、不快な臭いがするならやめておこう」という方が増えるでしょう。その結果、同じような料理を提供している別の飲食店に人が流れてしまう可能性があります。

5| 臭いを徹底的に解消したいなら、業者に依頼しよう

臭いを徹底的に解消したいなら、業者に依頼しよう

臭いを徹底的に解消したいなら、専門業者に依頼しましょう。ここでは、業者に依頼するメリットと、業者選びのポイントをご紹介します。

5-1| 業者に依頼するメリット

「業務用エアコンの臭いを、徹底的に解消してもらえる」ということが、業者に対応を依頼する一番のメリットですが、その他に以下のようなメリットもあります。

業者依頼のメリット

  • 安全面などから自分では対応が難しいエアコン内部や室外機もきれいにしてもらえる
  • 自分では見落としていたかもしれないカビや汚れなどを落としてもらえる
  • 自分で掃除した場合に起こりえるフィルターの不十分な乾燥やそれに伴うカビの発生を心配しなくてよい
  • 業務用エアコンを隅々まできれいにしてもらうことで、臭いの解消できるだけでなく、冷暖房効率の改善やそれに伴う電気代の節約も期待できる など


さまざまなメリットが期待できるため、エアコンの臭いが深刻な問題となっている場合には、すぐに業者に依頼しましょう。

5-2| 業者選びのポイント

まずは、複数社から相見積もりを取って、料金を比較します。ただし、料金の安さだけで選んでしまうと、「サービス内容やスタッフの態度などに課題がある」と感じるケースもあるかもしれません。料金は重要なポイントの一つではありますが、それだけでは業者を選ばないようにしましょう。

具体的には、以下のようなことも確認してください。

  • 十分な実績があるか
  • 利用者からの評判がよいか
  • アフターサービスがしっかりしているか
  • 営業担当の受け答えに問題がないか


これらを総合的に評価した上で、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

5-2-1| 特に飲食店では、洗剤の安全性や臭いも確認を

食品を扱っている飲食店では、洗剤についてもしっかり確認することをおすすめします。具体的には、業者が作業で使用する洗剤が「人や環境に優しいものか」「洗剤特有の臭いが残らないものか」を確認しましょう。

6| 【再発防止】業務用エアコンの臭い予防法

【再発防止】業務用エアコンの臭い予防法

業務用エアコンの臭いに再び悩まされることがないよう、臭いの予防法についても知っておきましょう。臭いの予防法は、以下の通りです。

業務用エアコンの臭い予防法

  • 送風運転を習慣化する
  • こまめに換気する
  • オフシーズンにも対策をする
  • 定期的に点検やクリーニングを業者に依頼する


それぞれについて、解説します。

6-1| 送風運転を習慣化する

業務用エアコンのカビ臭さを防ぐ方法として推奨したいのが、送風運転の習慣化です。エアコンで冷房運転をした後に送風運転を行うことで、エアコン内部が乾燥し、カビの繁殖を防げます。送風運転をする時間の目安は、30分~1時間程度です。

なお、「内部クリーン運転」という、エアコン内部にこもった湿気を乾燥させてカビの発生を抑制する機能が搭載されている場合には、そちらの機能を使いましょう。

6-2| こまめに換気する

業務用エアコンの臭いの原因の一つである「室内の臭い」の対策として効果的なのが、こまめな換気です。空気を入れ替えて、タバコや飲食物の臭いが室内に残り続けないようにしましょう。

なお、飲食店の場合、どうしてもオフィスなどと比べると室内の臭いが強くなりがちです。そのため、開店前・閉店後やお客様がいないタイミングに、意識的に換気することをおすすめします。

6-3| オフシーズンにも対策をする

業務用エアコンの臭いを予防するためには、オフシーズンの対策も不可欠です。具体的には、以下のような対策をしましょう。

  • ホコリや汚れが内部に入り込むのを防げるよう、エアコンに専用カバーをかけておく
  • 湿気を防げるよう、エアコンカバーの内部に除湿剤を設置する
  • カビの繁殖を防げるよう、月に一度は送風運転を行う

6-4| 定期的に点検やクリーニングを業者に依頼する

業務用エアコンの定期的な点検・クリーニングを業者に依頼することも、臭いの予防策として有効です。業者に依頼すれば、嫌な臭いの原因となるエアコンのカビや汚れを根こそぎ落としてもらえます。臭いが発生する前に、徹底的に業務用エアコンをきれいにしてもらいましょう。

7| 業務用エアコンの臭いを解消し、従業員やお客様にとって快適な空間にしよう

業務用エアコンの臭いを解消し、従業員やお客様にとって快適な空間にしよう

業務用エアコンの臭いの原因は、「エアコン内部のカビ」「室内の臭い」などです。臭いを自分で解消したい場合には、フィルターとルーバーを掃除しましょう。感電や故障のリスクを避けるため、それ以外の箇所については業者に対応を依頼してください。業者に依頼すれば、業務用エアコンの臭いを徹底的に解消してもらえます。併せて、「送風運転の習慣化」や「業者による定期的な点検・クリーニング」といった予防策を講じることも大切です。

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