
【防犯カメラ設置の完全ガイド】設置場所や防犯カメラ選びのポイントなど
公開日:2026年5月29日

施設・店舗に防犯カメラを設置することで、以下のようなメリットが期待できます。
防犯カメラ設置のメリット
- トラブルや犯罪の抑止効果がある
- 映像が証拠となり、トラブル・犯罪の早期解決が可能になる
- 風評被害の発生を未然に防げる
- マーケティングにも活用できる など
ただし、やみくもに設置を進めると、こうしたメリットを十分には享受できません。
そこで、本記事では、防犯カメラ設置を進める前に決めた方がよいことや、施設・店舗別のおすすめ設置場所、防犯カメラ選びのポイントをご紹介します。設置・運用のポイントも掲載していますので、あわせて参考にしてください。
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- 防犯カメラの設置に関する基本的な知識を一から知りたい施設管理者や店舗オーナー
- オフィス、工場、店舗など、自社の施設形態に合わせた最適な設置場所をピンポイントで知りたい方
- 自分たちの施設・店舗に適した防犯カメラを選びたい施設管理者や店舗オーナー
- 防犯カメラを設置・運用する際の注意点を把握しておきたい施設管理者や店舗オーナー
- 防犯カメラの設置を業者に依頼するかどうかを決めかねている施設管理者や店舗オーナー
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1| 防犯カメラの設置を進める前に、決めた方がよいことは?

冒頭でご紹介した「防犯カメラ設置のメリット」を最大化するためには、計画を進める前に、「設置する目的」「設置する場所」「必要な性能・機能など」の3つを明確にしておくことを推奨します。
1-1| 設置する目的
まずは、設置する目的をしっかりと決めましょう。目的に応じて、「どこに」「どのような」防犯カメラを設置すべきかが変わってくるため、このステップが最も重要です。
具体的には、以下のような目的が考えられるでしょう。
目的の例
- 万引きや不法侵入といった犯罪の抑止
- お客様や従業員による、いたずらや迷惑行為の抑止
- お客様同士のトラブルやカスタマーハラスメントの抑止
- 従業員の作業状況監視や労務管理への活用
- 証拠映像の保全、および犯罪や迷惑行為、トラブルなどの早期解決
- お客様の属性・動線などの分析、およびマーケティングへの活用
1-2| 設置する場所
設置する目的が決まったら、次に設置する場所を考えます。
具体的には、「屋内と屋外、どちらに重点的に設置するか」「具体的な設置位置はどこにするか 」などを考える必要があります。
目的に応じて、どのような場所に設置するとよいかの例をご紹介しますので、参考にしてください。
| 設置する目的 | 設置すべき場所の例 |
|---|---|
| マンションへの不法侵入防止 | ・エントランス周辺 ・エレベーターホール周辺 |
| お客様や従業員による、食品へのいたずらの抑止 | ・店内全体を見渡せる場所 ・厨房や食材保管用倉庫 |
| 店内でのカスタマーハラスメント抑止 | ・レジや注文レーン周辺 ・店内全体を見渡せる場所 |
| 工場で働く従業員の作業状況監視 | ・工場内全体を見渡せる場所 ・重要な設備機器の周辺 |
| 小売店での万引きの早期解決 | ・死角になりやすい棚・通路の周辺 ・万引きが多い商品の陳列棚周辺 |
| 来店者の属性分析や混雑状況の把握 | ・施設や店舗のエントランス周辺 ・受付や待合スペース |
なお、「どのような施設・店舗なのか」によっても、設置する場所は変わってきます。「2| 【施設・店舗別】防犯カメラのおすすめ設置場所」でご紹介していますので、そちらをご確認ください。
1-3| 必要な性能・機能など
最後に、設置目的や設置場所を踏まえて、どのような性能・機能などが必要なのかを考えましょう。
例1:営業時間外の不法侵入・窃盗対策に、建物の出入口や倉庫入り口に設置する場合
⇒夜間撮影可能なもの、耐水性などの高いものが必要です。
例2:店内でのカスタマーハラスメント対策に、レジ周辺に設置する場合
⇒マイク付きのもの、人物の顔やレジの紙幣などがしっかり映る高画質のものが必要です。
性能・機能などについては、「3| 防犯カメラを選ぶ際の7つのポイント」でご紹介していますので、そちらを参考にしてください。
2| 【施設・店舗別】防犯カメラのおすすめ設置場所

防犯カメラの最適な設置場所は、施設や店舗の形態によって異なります。業態ごとに、「発生しやすいトラブル」や「警戒すべき死角」の特性が異なるためです。
一方で、どのような施設・店舗であっても共通して導入を優先すべきなのが「駐車場」です。車上荒らしや接触事故といった駐車場トラブルは業態を問わず発生するため、その抑止や早期解決に防犯カメラの設置は不可欠と言えます。
ここでは、施設・店舗別に防犯カメラのおすすめ設置場所をご紹介します。
2-1| オフィス・事務所
オフィス・事務所では、「不審者の侵入」や「内部不正の防止」などに注意が必要です。そこで、以下のような場所に防犯カメラを設置することをおすすめします。
| おすすめ設置場所の例 | 設置をおすすめする理由 |
|---|---|
| 金庫や重要書類の保管庫 | ・不審者や従業員による金銭搾取を抑止するため ・従業員による重要書類の不正持ち出しを抑止するため ・金銭や重要書類を盗んだ人物を速やかに特定するため |
| エントランス | ・不審者の侵入を抑止するため ・内部不正などに備え、従業員の入退出記録を正確に把握するため ・営業時間外に盗難などが発生した場合に、その時間帯に入室した人物を速やかに特定するため |
| 通路 | ・不審な動きをする業者や従業員などがいないかを監視するため ・犯罪や内部不正などが発生した場合に、怪しい人物の動線を確認するため |
2-2| 工場・倉庫
工場・倉庫では、「事故防止」や「盗難対策」などに取り組む必要があります。そこで、以下のような場所への防犯カメラ設置がおすすめです。
| おすすめ設置場所の例 | 設置をおすすめする理由 |
|---|---|
| 荷物の搬入搬出口 | ・不審者による荷物の盗難を抑止するため ・荷物の搬入・搬出時の映像を記録し、出荷ミスなどのトラブルを早期解決するため ・荷物の盗難が発生した場合に、怪しい人物を速やかに特定するため |
| 立ち入り禁止エリアの手前 | ・危険な薬品・機材などが置かれている立ち入り禁止エリアへの、関係者以外の立ち入りを防ぐため ・関係者以外の立ち入りを検知し、重大事故などが発生する前に管理者が速やかに駆けつけられるようにするため |
| 重要な設備機器の周辺 | ・重要な設備機器へのいたずら・損壊を抑止するため ・設備機器の異常を早い段階で視覚的に認識できるようにするため |
2-3| 小売店・ショッピングセンター
小売店・ショッピングセンターでは、「万引き」や「強盗」などに注意が必要です。そこで、以下のような場所に防犯カメラを設置することをおすすめします。
| おすすめ設置場所の例 | 設置をおすすめする理由 |
|---|---|
| レジ付近 | ・強盗や従業員による金銭搾取を抑止するため ・会計時にお客様とのトラブル(お釣りが合わないなど)が発生した際の事実確認のため ・接客態度に問題がある従業員がいないかを確認するため |
| 陳列棚周辺 | ・万引きや従業員による商品盗難を抑止するため ・来店者や従業員による商品へのいたずらや迷惑行為を抑止するため(SNSでの炎上回避) |
| バックヤード | ・従業員の貴重品や私物の盗難を抑止するため ・従業員による商品や重要書類などの不正持ち出しを抑止するため ・従業員による商品へのいたずらや迷惑行為を抑止するため(SNSでの炎上回避) |
| 出入口 | ・万引きや強盗などを抑止するため ・万引きや強盗などが発生した場合に、事件の早期解決につなげるため |
2-4| 飲食店
飲食店では、「レジやホールでのお客様とのトラブル」や「食材や料理などへのいたずら・迷惑行為」などに注意が必要です。そこで、以下のような場所に防犯カメラを設置することをおすすめします。
| おすすめ設置場所の例 | 設置をおすすめする理由 |
|---|---|
| レジ付近 | ・無銭飲食を抑止するため ・カスタマーハラスメントを抑止するため ・会計時にお客様とのトラブル(お釣りが合わないなど)が発生した際の事実確認のため ・接客態度に問題がある従業員がいないかを確認するため |
| ホール | ・カスタマーハラスメントを抑止するため ・来店者によるテーブル上の料理や調味料、カトラリーなどへのいたずらや迷惑行為を抑止するため(SNSでの炎上回避) |
| 厨房 | ・衛生管理を徹底するため ・従業員による食材などへのいたずらや迷惑行為を抑止するため(SNSでの炎上回避) |
| 待合スペース | ・置き引きや来店者同士のトラブルを抑止するため ・混雑状況を可視化し、店舗運営を効率化させるため |
2-5| 医療・福祉施設
医療・福祉施設では、「患者・利用者の見守り強化」や「院内トラブル対策」などに取り組む必要があります。そこで、以下のような場所への防犯カメラ設置がおすすめです。
| おすすめ設置場所の例 | 設置をおすすめする理由 |
|---|---|
| エントランス | ・不審者の侵入を24時間監視し、患者・利用者の安全を守るため ・患者や利用者の夜間徘徊をただちに把握し、施設からそれほど離れない内に発見できるようにするため |
| 受付や待合スペース | ・患者や利用者同士のトラブルを抑止するため ・病状が急変している方がいないかを視覚的に把握しやすくするため |
| ナースステーション周辺 | ・不審者のナースステーションへの侵入を抑止するため ・スタッフや業者などによる薬品や医療器具、個人情報書類(カルテ、手術同意書など)の不正な持ち出しを抑止するため |
2-6| マンション
マンションでは、「不法侵入」や「敷地内でのいたずら・迷惑行為」などに注意が必要です。そこで、以下のような場所に防犯カメラを設置することをおすすめします。
| おすすめ設置場所の例 | 設置をおすすめする理由 |
|---|---|
| エントランス | ・不審者の侵入を抑止するため ・マンション内で犯罪や事件が発生した場合に、早期解決につなげるため |
| 集合ポストの投函口 | ・郵便物の抜き取りやチラシの大量投函などを抑止するため ・ポストへの落書きやマーキング(住民の属性や不在時間帯などを犯罪グループがマークで記すもの)を抑止するため |
| ゴミステーション | ・ゴミの不法投棄を抑止するため ・住民にゴミ出しルールを徹底してもらうため |
3| 防犯カメラを選ぶ際の7つのポイント

防犯カメラを選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
防犯カメラ選びのポイント
- 接続方法(有線接続/無線接続)
- 形状(ドーム型/ボックス型)
- 録画方式(常時録画/検知時録画)
- 性能(画質、耐久性)
- 機能(夜間撮影、遠隔監視など)
- 記録媒体(主にHDDやクラウド録画)
- 電源の確保
3-1| 接続方法(有線接続/無線接続)
防犯カメラの接続方法には、「有線接続」と「無線接続」があります。
| 有線接続 | 無線接続 | |
|---|---|---|
| メリット | ・通信の安定性が高い ・電波障害による録画ミスの心配がない |
・配線工事が基本的に不要 ・カメラの移動や設置が比較的かんたん |
| デメリット | ・壁への穴あけなど、配線工事が必要 | ・通信の安定性が、有線接続よりも低い ・壁などの遮蔽物で電波が届かないことがある |
| 適した設置場所 | ・駐車場 ・出入口 ・レジ周辺 など |
・オフィスのフロア ・飲食店のホール ・小売店の店内 など |
防犯カメラを設置したい場所が「配線工事を行える場所かどうか」が、一番の判断基準です。「壁に穴を開けられるか」「配線を隠して見栄えを良くできるか」といった建物の構造が絡む判断は、建物の電気配線を知り尽くした専門業者に見てもらうのが一番確実です。
3-2| 形状(ドーム型/ボックス型)
防犯カメラの主な形状は、「ドーム型」と「ボックス型」です。
ドーム型

ボックス型

ドーム型は、丸みを帯びていて、比較的コンパクトなものが多いです。ボックス型は、一目で防犯カメラとわかる見た目で、比較的大きめのものが多い傾向にあります。
| ドーム型 | ボックス型 | |
|---|---|---|
| メリット | ・威圧感が少なく、空間の雰囲気を損なわない ・広範囲の撮影に適している |
・威圧感があり、犯罪の抑止効果が高い ・特定の範囲を明確に撮影することに長けている |
| デメリット | ・防犯カメラと識別されにくい見た目のため、犯罪の抑止効果はボックス型より低い | ・撮影範囲が限られ、ドーム型よりも死角が多い |
| 適した設置場所 | ・オフィスのフロア ・飲食店のホール ・小売店の店内 ・病院や公共施設の受付 など |
・駐車場 ・出入口 ・建物の外周 など |
屋内は「ドーム型」、屋外は「ボックス型」というように使い分けるのが、一般的です。
3-3| 録画方式(常時録画/検知時録画)
防犯カメラの録画形式には、「常時録画」と「検知時録画」があります。
常時録画は、防犯カメラの電源が入っている間、映像を記録し続ける録画方式です。検知時録画では、画面内の動きなどをセンサーが感知したときのみ、数秒〜数十秒間ほど録画します。
| 常時録画 | 検知時録画 | |
|---|---|---|
| メリット | ・24時間録画するため、録画漏れの心配がなく、防犯効果が高い ・犯罪などがいつ発生したかわからない場合でも、時間をさかのぼって確認できる |
・動きがあるときしか録画されないため、データ容量を節約できる ・確認が必要なシーン(不審者の侵入など)だけ録画されるため、見たい映像を探す際の手間が少ない |
| デメリット | ・データ容量がかなり大きい ・見たい映像を探すのが大変 |
・センサーの感度によっては、必要な映像を取り逃すリスクがある ・風による樹木の揺れ、動物や虫の動き、光の反射などによる誤作動のリスクがある |
| 適した設置場所 | ・レジ周辺 ・出入口 ・バックヤード など |
・営業時間外のオフィス・店舗の屋内 ・駐車場 ・搬入搬出口 ・資材置き場 など |
頻繁に人が往来する場所は「常時録画」、人の往来が少ない場所は「検知時録画」というように使い分けるのが、一般的です。
3-4| 性能(画質、耐久性)
防犯カメラの性能については、主に「画質」と「耐久性」によって、決まってきます。
| 性能を決める要素 | 説明 | |
|---|---|---|
| 画質 | 画素数 | ・映像を構成する点(画素)の数を示す指標 ・画素数が多いほど映像が細かく鮮明で、拡大しても粗くなりにくい ・施設や店舗の防犯カメラは、最低でも「200万~400万画素」あるのが望ましい ・顔や手元をしっかり確認したい場所では、「400万~800万画素」がおすすめ |
| 画角 | ・映像として捉えられる「撮影範囲の広さ」を角度で示したもの ・画角が大きいほど、広範囲を撮影できる ・横方向の画角を示す「水平画角」と、縦方向の画角を示す「垂直画角」がある |
|
| F値 | ・レンズが取り込む光の量を示す指標 ・F値が小さいと、暗くても鮮明な映像を撮影できるが、ピントが合う範囲は狭い ・F値が大きいと、映像全体が暗くなるが、ピントが合う範囲は広い ・屋外や暗い場所には、F値の小さいものがおすすめ |
|
| 耐久性 | 防塵・防水性能 (IP) |
・防犯カメラが、ホコリや砂などの固形物、水や雨にどれだけ耐えられるかを示す指標 ・「IP66」というように、IPの後に数字が2つ付く ・左の数字(「0」~「6」まであり、「6」が最高)が「防塵性能」を、右の数字(「0」~「8」まであり、「8」が最高)が「防水性能」を示す ・屋外設置の場合は「IP66」以上がおすすめ |
| 耐衝撃性能 (IK) |
・防犯カメラが外部からの衝撃にどれだけ耐えられるかを示す値 ・「IK08」というように、IKの後に数字がつく ・数字は「00」~「10」まであり、「10」が最高 ・屋外の軒下や高所には「IK08」が、手が届きやすい低い位置や店舗の出入り口、駐車場には「IK10」がおすすめ |
|
この他、「センサーのサイズ」や、1秒間に何枚の画像を記録できるかを示す「フレームレート(fps)」も、防犯カメラの性能を左右します。いずれも、数字が大きいほど良いです。
高性能の防犯カメラであれば困ることはありませんが、必要以上に高性能なものを選ぶ必要はなく、設置場所に適したものを選べば十分です。
3-5| 機能(夜間撮影、遠隔監視など)
防犯カメラの機能には、「夜間撮影機能」や「遠隔監視機能」などがあります。
| 主な機能 | 説明 |
|---|---|
| 夜間撮影機能 | ・照明がない暗い状況でも撮影できる機能 ・防犯カメラを、施設や店舗の出入口、資材置き場などに設置する場合におすすめ |
| 首振り機能 | ・カメラの向きを上下左右に動かせる機能 ・1台の防犯カメラで広範囲をカバーしたいときにおすすめ |
| プライバシーマスク機能 | ・撮影範囲内にある特定エリアの映像データに、自動で「ぼかし」「黒塗り」などできる機能 ・広域撮影時に隣家の敷地や窓、店舗前の公道などが映り込む場合には、プライバシーへの配慮のため、この機能があるものがおすすめ |
| 遠隔監視機能 | ・どこにいても、リアルタイムで映像を確認できる機能 ・無人店舗を監視したい場合や、複数拠点の監視を一括で行いたい場合におすすめ |
高機能・多機能なものほど優れてはいますが、その分だけ、防犯カメラの本体価格も高くなります。
なお、機能面から選ぶ際は、防犯カメラの寿命(耐用年数)も念頭に入れておくことをおすすめします。防犯カメラの耐用年数の目安は5年〜10年ですが、屋外など設置環境によっては劣化が進みやすく、修理や部品交換などのメンテナンスが不可欠です。また、5年も経てば、新機能を備えた高性能モデルが登場するため、将来的な買い替えも視野に入れる必要があります。
そのため、最初からオーバースペックなものを買うことは望ましくありません。「これから設置する場所に本当に必要な機能」を搭載したカメラを選ぶことが賢い選択と言えます。
3-6| 記録媒体(主にHDDやクラウド録画)
通常、防犯カメラの録画データは、「ハードディスクドライブ(HDD)」などの記録媒体に保存されます。SDカードなどに録画するタイプもありますが、HDDに比べて容量が限られますので、施設・店舗には不向きです。
最近では、クラウド上にデータを保存する「クラウド録画」ができる防犯カメラが増えてきています。外出先や自宅からでも録画データを確認でき、利便性が高いので、おすすめです。
| クラウド録画 | HDD | SDカード | |
|---|---|---|---|
| メリット | ・どこからでも録画データを確認でき、利便性が高い ・クラウド上にデータが残るため、データ消失リスクが極めて低い |
・データ容量がそれなりに多く、長時間録画できる ・映像のバックアップがしやすい |
・初期費用があまりかからない |
| デメリット | ・毎月、クラウド録画の利用料金が発生する | ・初期費用がそれなりにかかる | ・3つの中で、データ容量が一番少ない ・防犯カメラごと盗難・破壊された場合、映像が一切残らない※施設・店舗には不向き |
3-7| 電源の確保(給電方法)
防犯カメラの電源確保(給電方法)については、主に「コンセント給電」「PoE給電」「バッテリー・ソーラー給電」の3つの方法があります。
| コンセント給電 | PoE給電 | バッテリー・ソーラー給電 | |
|---|---|---|---|
| 給電方法 | ・コンセントにACアダプターを挿し込み、給電する | ・対応の録画機器やEスイッチングハブから、通信用のLANケーブルに電力を乗せて、給電する | ・内蔵の充電式バッテリーや太陽光パネルで給電する |
| メリット | ・安定した電力供給のため、常時録画が可能 ・防犯カメラの選択肢が豊富 |
・LANケーブル1本で済み、見た目も良い ・電源コンセントがない場所(天井裏や壁の中など)でも設置の自由度が高い |
・コンセントや配線工事が不要なため、電気の通っていない場所にも設置可能 |
| デメリット | ・コンセントから離れた場所には設置できず、長い配線もしくはコンセントの増設が必要 ・屋外配線の場合、「壁に穴を開ける」「防水・保護カバーを設置する」などが必要になることがある |
・PoE対応のネットワーク機器やLANケーブルが必要 ・電源を供給する側のネットワーク機器本体には、コンセント電源が必要 |
・バッテリーの定期的な充電や交換、ソーラーパネルの清掃やメンテナンスが必要 ・常時録画に対応していない防犯カメラが多い |
電源や配線に関することですので、ご自身での判断は難しいかと思います。特に、配線工事の有無や安全な給電ルートの確保は、建物の構造によって大きく異なります。無駄のない安全な設置計画を立てるためにも、まずは技術力のある専門業者に現地調査を依頼し、プロの目で見立ててもらうのが最も確実です。
4| 防犯カメラを設置・運用する際の注意点は?

防犯カメラを設置・運用する際の注意点は、以下の通りです。
設置・運用の注意点
- 従業員やマンション住民などに事前説明をする
- 管理責任者の選任と映像の取り扱いルールを定める
- ステッカーや看板で防犯カメラを設置していることを明示する
- プライバシーに配慮して録画する
- 定期的にメンテナンスをする
それぞれについて、解説します。
4-1| 従業員やマンション住民などに事前説明をする
防犯カメラの設置を進める前に、従業員(オフィスや工場、店舗に設置の場合)やマンション住民(マンションに設置の場合)に説明し、理解を得ることが大切です。
法的には、設置に先立っての関係者への説明は義務付けられてはいません。しかしながら、円滑な運用のためには、関係者の理解・協力を得ることが不可欠ですので、しっかりと事前説明をしましょう。
4-2| 管理責任者を選任し、映像データの取扱ルールを定める
個人情報保護の観点から、管理責任者の選任と映像取扱ルールの策定も重要です。
管理責任者は、「映像データ取扱ルールの策定・周知」「映像データの適正管理」「警察からの捜査協力依頼への対応」などの役割を担います。防犯カメラの適切な運用を進める上で、極めて重要な責任者です。
映像データの取扱ルールについては、「データの漏えい防止策(アクセス制限など)」や「データ保存期間のルール」などを定める必要があります。
管理責任者の選任と映像取扱ルールの策定により、個人情報が適切に保護され、不要なトラブルを回避しやすくなるでしょう。
4-3| ステッカーや看板で防犯カメラを設置していることを明示する
運用開始に先立ち、防犯カメラを設置していることを周囲に告知することも大切です。
現状、防犯カメラ設置の告知に関する明確な法的ルールはありません。しかしながら、プライバシーへの配慮から、防犯カメラ設置を周囲に告知することは社会的要請となっています。自治体によっては、独自のガイドライン(法的拘束力なし)で告知を強く推奨しているところもあります。
こうした理由から、運用開始に先立ち、防犯カメラを設置していることをステッカーなどで告知するのが望ましいです。告知しておくことで、「隠し撮りされているように感じて、不快」といったクレームを防げるだけでなく、犯罪や迷惑行為などの抑止にもつながるでしょう。
4-4| プライバシーに配慮して録画する
プライバシーへの配慮も欠かせません。
広域撮影時には、「3-5| 機能(夜間撮影、遠隔監視など)」でご紹介した「プライバシーマスク機能」を活用することをおすすめします。
この他、施設・店舗のある自治体が独自の防犯カメラガイドラインを策定している場合には、そちらで定められたプライバシー配慮事項を守るようにしましょう。
4-5| 定期的にメンテナンスをする
「防犯カメラは壊れにくいから、何もしなくても大丈夫」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、防犯カメラは電気機器のため、故障は珍しくありません。
故障リスクを減らし、防犯カメラを安定的に長期間運用し続けるためには、定期的にメンテナンスを行う(専門業者にメンテナンスしてもらう)必要があります。頻度は、年に1回ほどが望ましいです。
メンテナンスをしない場合には、以下のようなリスクが懸念されます。
メンテナンスをしない場合のリスク
- レンズの汚れが放置され、ピント不良や画面の白とびなどが生じる
- カメラ向きのずれに気付かず、本来録画したかった範囲の一部がカメラの画角から外れる
- 内部機器の故障の発見が遅れることで、「映像が映らない」「録画できない」といったトラブルが生じ、防犯カメラの意味をなさなくなる など
リスク回避のためにも、専門業者に定期的にメンテナンスしてもらいましょう。
5| 防犯カメラの設置は、なぜ専門業者に依頼すべきなのか?

商品によってはDIYできる防犯カメラもありますが、下記のリスクがあることを理解しておきましょう。
防犯カメラをDIYで設置するリスク
- 設置場所によっては、高所作業が発生することがあり、危険が伴う
- カメラの向きなどを適切に調整できないと、設置した意味がなくなってしまう
そのため、防犯カメラは、専門業者に設置してもらうことをおすすめします。業者に依頼することで、安全で最適な設置が望めるだけでなく、「防犯カメラ選びや設置場所の相談に乗ってもらえる」といったメリットが期待できます。
なお、業者に依頼した場合、防犯カメラ本体や周辺機器の購入費用に加えて、設置工事費用が1台あたり5万円~10万円程度かかります。(※業者や工事内容などによって、金額に開きあり)
決して安くはないかもしれませんが、防犯カメラを安全かつ適切に設置するための必要経費と考えるとよいでしょう。
防犯カメラの設置費用について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
5-1| 業者に依頼すべきケースとは?
迷わず、業者に依頼すべきケースは、以下の通りです。
| 業者に依頼すべきケース | 理由 |
|---|---|
| 高所に設置したいとき | ・落下やケガなどのリスクが高いため |
| 配線工事が必要なとき | ・配線工事をできるのは「電気工事士」の有資格者のみで、無資格者の施工は法令違反のため |
| 複数台のカメラを連動させたいとき | ・システム構築や設定に専門知識が必要なため |
| 設置場所や画角などに迷ったとき | ・知識・経験豊富なプロであれば、死角を作らない最適な配置を提案できるため |
このような場合には、ご自身でやろうとせず、必ず業者に依頼してください。
5-2| 業者を選ぶ際のポイント
業者を選ぶ際、一番わかりやすいポイントは「費用」です。複数の業者から相見積もりをもらって、比較しましょう。ただし、費用だけで選んでしまうと、サービス内容やスタッフの態度などに満足できないことも考えられます。そのため、以下のようなポイントを総合的に判断して、業者を選ぶことをおすすめします。
業者選びのポイント
- 防犯カメラの設置実績が十分にあるか
- 利用した企業からの評判が良いか
- 見積内容が明瞭で、不審な追加費用がないか
- 担当者の説明・対応が丁寧で、信頼できるか
- 設置後の保守メンテナンス体制が整っているか
- 夜間・休日も受付対応しているか など
中でも、特にチェックしたいのが「設置後の保守メンテナンス体制が整っているか」です。防犯カメラが壊れた際にそのまま放置していては、設置した意味がありません。そのため、保守メンテナンスに迅速に対応してくれる業者を選ぶことを推奨します。
当サイトを運営するトータルソリューション株式会社では、防犯カメラの設置や保守メンテナンスに対応しています。経験豊富なプロのスタッフが対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
6| 失敗しない防犯カメラ設置へ!設置・運用はプロのサポートを受けよう

防犯カメラ設置のメリットを最大化するため、まずは「設置する目的」「設置する場所」「必要な性能・機能など」の3つを明確にする必要があります。設置場所は、施設・店舗の特性や起こりやすい犯罪・トラブルに応じて、決めましょう。カメラ選びでは、形状や性能、機能などをしっかり比較検討することがとても重要です。
設置・運用する際の注意点はいくつかありますが、中でも大切なのが、「定期的にメンテナンスをする」ことです。経験豊富な専門業者に、対応してもらいましょう。
施設・店舗への防犯カメラ設置をご検討されている方は、トータルソリューション株式会社にご相談ください!経験豊富なプロが対応いたします。
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